2024年3月24日日曜日

nVIDIA dGPU DX11-12世代

2022/10~ GeForce RTX 40 (Ada Lovelace) 4nm? DX12 OGL4.6 OCL3.0

映像出力の仕様はAmpereと変わらない。この世代ではRadeonに倣ったのか二次キャッシュを盛ってきており、前作GA102の約6MBに対して、AD102は約96MBも搭載している。

チップ名製品族名標準端子構成注釈
AD102GFRTX 4090HDMI, DP*3TGP450W。これでも無効化クラスタが一割あるというのだからビビる。AD102の二次キャッシュの内、4090では3/4の72MB分が有効。
AD103GFRTX 4080 SUPER2024年2月登場。AD103のフルスペック版。二次キャッシュ量は無印の時点で全開放だったらしく無印と同じ。
GFRTX 4080 16GB二次キャッシュ64MB。
GFRTX 4070Ti SUPER2024年2月登場。二次キャッシュ48MB。
AD104GFRTX 4070Ti当初4080-12GBの名前で発表されたもの。メモリバス192bitの割には頑張ってるのか?お値段も頑張ってくださひ。二次キャッシュ48MB。
GFRTX 4070 SUPER2024年1月登場。
GFRTX 40702023年4月発売。70Tiの1/4無効化版。二次キャッシュ36MB。
AD106GFRTX 4060Ti 8GB2023年5月発売。x8リンク、メモリバス128bitのダイということでローエンドにあたる。二次キャッシュ32MB。
AD107GFRTX 40602023年6月発売。まさかリンク幅/メモリバス幅と仕様の被るダイをデスクトップ向けに二種類出してくるとは思わなかった。二次キャッシュ24MB。

ローエンド製品でもお値段七万円から。為替ももう昔に戻る雰囲気はなさそうだし、これからは値段が安くなってから買うのではなく、中古売却を視野に入れてハイエンドを乗り継いでいくべきなのかもしれんね・・・。

2020/09~ GeForce RTX 30 (Ampere) 8nm DX12 OGL4.6~

PCIe4.0。ここからHDMIが2.1、48Gbpsの帯域を明示という事でHDMIケーブル一本での8K@60Hz出力が可能になった。(DSCによる圧縮込み。非圧縮だと48Gbpsを超えてしまうので、色差4:2:0のピクセルフォーマットが限界。) 受け側のモニタ製品はまだまだだが、HDMI2.1受けのTVはぼちぼち製品が揃ってくるだろう。

※2022/09追記 HDMI2.1対応AV機器も、2020年頃は40Gbpsまでのレシーバチップを採用した製品が多かったようだが、2022年に入って48Gbpsチップ採用品に切り替わりつつある。

チップ名製品族名標準端子構成注釈
GA102GFRTX 3090TiHDMI, DP*32203月登場。フルスペックGA102。
GFRTX 3090一般向け風のナンバリングだが、旧製品のラインナップと比べれば事実上のTitanクラス。
GFRTX 3080Ti2106月発売。暗号通貨の高騰でシリーズ登場初期とはかけ離れたコストパフォーマンスになってしまった感。
GFRTX 3080 12GB2201月発売。3080無印というよりもサブTiと言った感じのスペックである。
GFRTX 3080カード単体での消費電力(Total Graphics Power)は320Wと、ついに300W台の大台に。
GA104GFRTX 3070Ti2106月発売。GA104フルスペック版。
GFRTX 3070
GFRTX 3060Ti
GA106GFRTX 30602102月発売。VRAMは12GBと上位モデルより多いが、メモリ帯域は絞られている。
GFRTX 3050 8GB2201月発売。3060の2/3バージョン。nVIDIAの希望小売価格が反映されたのは、初回販売のごく一部のみで、過去を知る人間にとっては高値。同時期出たRadeonの最下位品よりは出力端子が多いのが救いか。
GA107GFRTX 3050 6GBHDMI, DP*2RTX40シリーズが一通り出揃った後の2402月発売。生産終了したGTX1600系の代替、という立ち位置らしい。TDP70Wということで、RTX30以降の製品では唯一の補助給電要らず。

VirtualLinkは結局受け側機器が発売されず、RTX30では継続しない模様。映像出力機能のあるType-Cは、自作市場向けM/Bでは選択肢が少ないので少し残念ではある。

  • NVIDIA AMPERE GA102 GPU ARCHITECTURE

暗号通貨高騰のおかげで旧製品が倍の価格で再販されたりわけわからんことになってますね・・・。次世代製品が出る頃には落ち着いているといいのですが。

2019/02~ GeForce GTX 16 (Turing 2019) 12nm DX12 OGL4.5~

Turingシリーズの特長としていた、レイトレーシング用のRT Coreと行列演算用のTensor Coreを省いたダイを使用したもの。Turing製品群の中ではローエンド寄りでVirtualLinkは無いが、DPとHDMIの仕様は普通のTuring製品に準ずる。

チップ名製品族名標準端子構成注釈
TU116GFGTX 1660 SuperHDMI, DP, DL-DVI
GFGTX 1660Ti
GFGTX 1660
GFGTX 1650 Super
TU117GFGTX 1650HDMI, DL-DVITuring世代のローエンドダイ採用品ではあるが、動画エンコーダは新設計。ダイ自体は四系統出力が可能なようだが、端子三つまでの製品が大半。
GFGTX 1630HDMI, DP, DL-DVI2206月登場。1650の4/7クラスタ、メモリバス半減。RX6400対抗製品らしいが、あまりやる気の感じられないスペックである。nVIDIA専業ボードメーカー側に要求されて仕方なくという感じなのだろうか。

前世代Pascalとも競合するこのレンジは、ラインナップ非常にわかりにくくなってますね…。

2018/09~ GeForce RTX 20 (Turing) 12nm DX12 OGL4.5~

DP1.4a、HDMI2.0b。今作は、DPにおいてDisplay Stream Compression対応を明示し、ケーブル一本での8k@60Hz伝送が可能としている

チップ名製品族名標準端子構成注釈
TU102GFRTX 2080TiHDMI, DP*3, USB-C1809月発売。初回ロット品には、DP to DVIケーブルアダプタ付属。
TU104GFRTX 2080 Super1907月登場。フルスペックTU104。
GFRTX 2080
GFRTX 2070 Super1907月登場。
TU106GFRTX 20701810月登場。DVI端子を備える製品もある。
GFRTX 2060 Super1907月登場。
GFRTX 20601901月登場。2070の1/4無効化版。レイトレーシング対応ゲームやるには中途半端な印象は拭えない。
GFRTX 2060 12GB2112月、ビデオカード市場の品薄を受けて三年前のダイが異例の再発売。スペック的にはSuperのそれだが、価格アップの正当性をアピールすべくVRAM量が増やされている。
RTX20シリーズのUSB Type-C(VirtualLink)端子について

従来のDISPLAYPORT OVER USB-Cで定義されていた動作モードの上位互換版。低速信号(USB2.0)用とされていた二組の信号線を新たに高速信号向けにシールドすることにより、HBR1.3動作なDP4レーンとUSB3.1Gen2の両立をケーブル一本で可能としたもの。27Wまでの電源供給能力も兼ね備える。VirtualLink規格自体はVR-HMD機器用とアピールされているが、現状では受け側製品が無いので、今のところは、このType-C端子の活用のしどころはType-C受電対応のモバイルディスプレイ位か。

変換アダプタを介して、XBOXゲームパッドを繋げたときのデバイスマネージャ。このように普通のUSBポートとしての利用もできる。Type-Cコネクタは抜けやすいのでデカいATX機では正直使いにくいが。

DSC対応ディスプレイについて

2019年7月現在、対応製品はゲーマー向け高リフレッシュレート(Max200MHz!)のAsus PG35QV。てっきり「8k@60Hzをケーブル一本で!」を謳う製品が先に出てくるかと思っていたのですが、非可逆圧縮伝送を使うとなると、コンテンツ制作サイド向けの製品は売りにくいんでしょうかね。

  • Nvidia TURING GPU ARCHITECTURE

2016/05~ GeForce 10 (Pascal) 16nm DX12 OGL4.5~

四年ぶりの製造プロセス進化。DP1.4、HDMI2.0b。ディスプレイコントローラは四基のまま、DPがHBR3に対応したのが映像出力面での大きな変更点になる。いよいよVGAのネイティブ出力は廃止。DP to VGAアダプタ使ってね、ということですね。また、今作ではHDCP2.2対応が明示されています。

チップ名製品族名標準端子構成注釈
GP102NVIDIA TitanXpHDMI,DP*31604月登場。1080Tiを出したおかげで存在感を失ったTitanXの代替、フルスペック版のGP102である。これも米国通販のみ。
NVIDIA TitanXDL-DVI,HDMI,DP*31608月、GF10シリーズ初期のフラッグシップ。米国公式通販のみでの限定発売。
GFGTX 1080TiHDMI,DP*31703月発売。TitanXよりメモリバス幅が減らされているが、定格クロックが高く設定されている分、TitanXより高性能だという話。
GP104GFGTX 1080DL-DVI,HDMI,DP*3DVI端子はDVI-D型。コアクロック2GHz到達可能な余裕があるらしいが。
GFGTX 1070Ti1711月登場のVega対抗品。シェーダクラスタ5%殺し版。
GFGTX 1070シェーダクラスタ1/4殺し版。
GP106GFGTX 1060GP104半分のシェーダクラスタ、メモリ周りは3/4規模。VRAM6GB。
GFGTX 1060 3GB1608月発売。VRAM量半減、シェーダクラスタ1/10無効化以外は6GB品と同じ。VRAM量にこだわらないなら、かなりお得な印象。
GP107GFGTX 1050TiDL-DVI,HDMI,DP1610月下旬発売。GP107は、先にリリースされているPascal製品族と違って、14nmプロセス製造とされている。基本的には端子三つだが、上位GPU品と同じ端子五つ製品も有り。
GFGTX 1050上位品と定格クロックは抑えられているが、公式TDPは同じ75Wとなっている。Tiも無印も補助給電コネクタあったりなかったり色々で、1050系製品の電源回路周りは、カードメーカー側にかなりの自由度が与えられているようですね。
GP108GFGT 1030HDMI,DVI1706月発売。GP107の半分規模。GK208以来、四年ぶりのローエンド置き換えとなる製品。メモリバス64bit、PCIe3.0-x4リンクと質素なインターフェイスで消費電力を抑えている。DVIは、シングルリンクの製品とデュアルリンクの製品が混在してるようなので、DVIを利用する人は注意しよう。DP端子付き製品はごくわずか。
DP1.4について

2015年秋のDP1.3策定から半年程度で、実製品が登場しないまま1603月にDP1.4策定が公表されたわけですが。

DP1.3では、HBR3モード追加によりデータレートがHBR2比1.5倍になったこと、1.4では、HDMI2.0のオーディオ/色深度仕様に合わせられたことと、データ量を1/3程に圧縮できるDisplay Stream Compressionが仕様に加わったことが主な変更点になります。今のところどのGPUベンダーもDSC対応とは主張していないようですが。

1703月現時点では、HBR3な受け側製品出ていないので、GPU自体の性能に興味無い人は特に急ぐ必要は無いでしょう。

GF1080のWhitePaperより映像出力概要表。HBR3を以ってしても、8k@60Hz-8bpc伝送にはDPケーブル二本が必要になります。データ量を半分にできるYUV4:2:0なら一本で済みますが。

  • Nvidia GeForce GTX 1080 Whitepaper Final

2014/09~ GeForce 900(Maxwell2) 28nm DX11.3 OGL4.4~

GF800の族名はGF300同様、一般向けデスクトップではスキップとなった。

結局、2014年の20nm版投入は諦めたらしいnVIDIAの新製品群。それでもGM204は、GK104比トランジスタ数1.5倍に増量しながらも、TDPを引き下げることに成功している。

チップ名製品族名標準端子構成ディスプレイコントローラ数注釈
GM200GFGTX Titan XDL-DVI,HDMI,DP*341503月発表、GM204比1.5倍のコア規模。VRAM6GBと思いきや12GBの大盛り版である。今回Titanの命名がなされたGM200は、GK110と異なり倍精度浮動小数点周りの機能は大きく削減されているということで、廉価版Tesla的な使い方は望めない。
GFGTX980Ti1506月登場。下馬評では970同様にメモリインターフェイスのインチキ仕様があるのではと警戒されていたが、980Tiは6GBまるっと384bit幅のアクセスが確保されており多い日も安心。
GM204GFGTX980
GFGTX970970は、従来通りDL-DVI*2,HDMI,DPの端子構成が多くなりそう。
リリース当初のメモリコントローラ周りの説明が間違っていて、スペック通りのメモリバス224bit分のVRAM速度が期待できるのは3.5GB分だけ、ということだが。
GM206GFGTX960GM204比1/2規模。
GFGTX9501508月登場。DP三つな製品はかなり少なくなりそう。
今作のポイント
HDMIの2.0(18Gbps)対応

これでHDMIにおける3840*2160@60Hzの出力が、8bpc-RGB/YUV4:4:4それぞれのフォーマットで可能になります。

当たり前ですが受け側ディスプレイにも相応の受信回路が必要。TVとしてなら2013年後半よりPanasonicを皮切りに高性能レシーバを採用した製品がぼちぼち出てきてはいますが、PCモニタで18Gbpsレシーバ採用品がどれだけ出てくるかはまだ未知数です。(現行の4Kモニタ製品のHDMIレシーバの能力は9Gbps(TMDS300MHz)クラス。よって4K入力もHDMIケーブル一本では30Hz止まり。)

※1502月上旬時点、PCモニタでのHDMI2.0受け対応製品はDellのU3415W(画面解像度は4Kではなく3440*1440ですが)のみ。LGが同じパネルの?製品出してますが、そちらはHDMIでの3440*1440入力はリフレッシュレート50Hz止まりです。3440*1440@60Hzのピクセルクロックは320MHz弱なので、Ver1.x仕様のTMDS300MHz伝送では、リフレッシュレート60Hzに届かないわけですね。

リファレンスデザインでDisplayPort端子が三つ

Keplerだと、DP端子複数個はQuadroやNVS選ぶしかなかったんですけどね。これでG-Sync対応モニタへの三画面同時出力も可能になりました。

また、DPケーブル二本を並列に用いる5Kモニタ(最大画面解像度5120*3200)への対応も表明しています。 注:Gigazineの記事によると、二本のDPは同じGPUからの出力でなくてもいいらしい。(記事中では670を二枚使用)SLI組めるカード/環境ならOKということだろうか?

SLI構成時の同時出力数拡張

従来ではカード二枚のデュアルGPU構成でも3+1の四画面出力でしたが、Maxwell2では5+1の最大六画面に対応しました。

二画面ラージデスクトップの解放

業務用NVSブランドカードとの差別化のため?利用できなかったシングルGPUでの二画面連結ラージデスクトップ(2D-Surround)も、ドライバ344.11以降Maxwellに加えてKepler族でも利用可能になっています。

ドライバ340.52までは、型番の異なるディスプレイ二台だけでは、Surround項目のチェックボックスがグレーアウトしていて操作できませんでしたが、ドライバ344.11以降はスパン設定が可能になっています。

私自身が確認したのは、GTX670とU3014/RDT271WVでの二画面連結のみですが、四画面の田の字型連結も可能になっているらしいですよ。

GF980のWhitePaperより映像出力概要表。Number of Headsは物理モニタへの同時出力数として、Number of Linksってのはイマイチよくわからないんですけど、考えられる線は二通りあるのではないかと。

  1. 扱える映像ストリーム数
  2. だとすると、DP-MST実装による4K@60Hzモニタを三台使いつつ、さらにもう一台、DVIかHDMI接続のモニタを使えるって事になりますね。

    ちなみに、ELSAが公表してくれているMSTモニタ同時使用可能数。こちらでは、リファレンス端子構成のGTX980&ドライバ337.88(1405月発行!)で、MSTモニタ二台としていますね。

    なお、WhitePaper本文には、up to four 4K MST displays can be driven by the GPU,compared to a maximum of two 4K MST displays in Kepler.とあります。「このGPUではDP-MSTによる4Kモニタ四台まで扱えるぜ、Keplerは最大二台までだったけどな。」ということなので、そのうちQuadroブランドでDP端子四つバージョンが出たりするんでしょうか?

  3. あるいは、GPU側のデジタル(DP/SingleLink-TMDS共用の)物理ポート数
  4. リファレンスの端子構成であれば、DL-DVI端子一つで2ポート、DP端子群とHDMI端子が端子毎にそれぞれ1ポートづつで計6ポートのデジタルポートを使用しているはずです。

    Gigabyteの980/970カード製品は、DL-DVI端子がリファレンスより一つ増やしてありますが、この構成だと全端子を活用するためには8ポート必要ですから、Flex Display テクノロジーと称して、独自にオートセンス機能付きのデマルチプレクサ的なモノを基板上に配置してあるのではないでしょうか。

自分としては、後者の方が可能性高いかな、と思っています。

1601月発行のドライバ361.75で、GM107含むMaxwell族が、TH3での外部GPU接続に対応となりました。ようやく外付けGPUボックスの時代が来るのか・・・。今や一番発熱するパーツであるビデオカードを本体ケース外から隔離できるということで、個人的には早いところ普及して欲しい機器であります。

  • Nvidia GeForce GTX 980 Whitepaper Final

2013/05~ GeForce 700 28nm DX11.1 OGL4.3~

GK110をゲーム用ビデオカードのトップに据えてハイエンド帯のラインナップを再編成。Haswellのついでに買ってもらう作戦ですねわかります。

          
チップ名製品族名標準端子構成ディスプレイコントローラ数注釈
GK110GFGTX Titan ZDL-DVI*2,HDMI,DP4PEX8747スイッチ下に、二つのGK110を配置したDualGPUカード。295X2対抗で放熱構造を見なおしたらしく発売が一月遅れた。
GFGTX Titan Black4780Ti同様、B1リビジョンを使用したTitan。
GFGTX780Ti1311登場のHawaii対抗フルスペックGK110。リビジョンアップでクロック耐性も向上?
GFGTX780
GK104GFGTX770
GFGTX760
GK107GFGT740 GDDR5DL-DVI*2, MiniHDMI1405月末登場のローエンド寄り製品。GTX650よりちょいGPUクロックが低い。のでハナからOC版が流通。
GFGT740メモリDDR3品。やはりDL-DVI,HDMI,VGAの端子構成の製品が多くなりそう。
Quadro K420DVI,DPMSTハブを使えば四系統出力も可能。
GK208GFGT730 GDDR5-64bitDL-DVI,HDMI,VGA4?1406月登場のGT640-GDDR5リネーム。
GFGT730 DDR3-64bitGT630(GK208版)リネーム。x8レーン基板サイズに近い、長さ115mmが公式スペックとなっているので、以前よりは短基板製品が増えそう。148mm基板で出してくる箱詰め替えメーカーも当然あるだろうけど。
GF108GFGT730 DDR3-128bit2三代目GT430。ラインナップに入れる必要あったのかコレ。
GK208GFGT7203GT730(GK208)のシェーダ数半減バージョン。動画視聴用の位置付けですね。
GFGT7101601月に追加。720はGDDR5メモリ版も存在したが、こちらはDDR3版のみとなっている。1604月にはx1仕様カードも発売。

ベータドライバ340.43にて、HDMIにおける色差4:2:0での3840*2160@60Hzの出力に対応。

ドライバ337.88以降、3840*2160@60HzのDPシングルストリーム出力(Asus PB287Q等)に対応。

ドライバ343.11以降、SLI構成時の五画面同時出力に対応? これはリリースノート原文では、Surround - NVIDIA Control Panel Added support for up to 5 displays となっていて、最初よくわからなくてスルーしてたんですが、要するに、Fermi以降SLI構成における同時出力数は3+1だったのを、モニタ5台までに増やしたよ、ってことのようです。ちなみにMaxwell2では、SLI構成における5+1の同時出力が公式スペックとなっています。

2014/02~ Maxwell1 28nm DX11.2 OGL4.4~

映像出力周りの変更は無し。動画エンコード/デコード関連の効率がかなり上がったらしいので、ShadowPlayとか使ってる人はチェックすべきかもしれんね。

チップ名製品族名標準端子構成ディスプレイコントローラ数注釈
GM107GFGTX750TiDL-DVI*2,MiniHDMI4一応GPUとしてはG-Sync対応だが、DP端子付きのカード製品は多くない。
GFGTX750
Quadro K620DVI,DPMSTハブを使えば四系統出力も可能。
NVS 810MiniDP*84*21511月発表。GM107を二つ使ったDualGPUカード。一応4K対応としているが、八つの端子全てを使う場合は、リフレッシュレート30Hzに制限される。

2012/03~ GeForce 600 (Kepler) 28nm DX11.1 OGL4.2~

PCIe3.0。HDMI1.4a(TMDS300MHz)、DP1.2-MST、DDMAudio対応。どのメーカーも製品パッケージの一部に統一したGeForceブランドロゴを用いるようになった。

AMD-Radeonの後塵を拝すること二年半、nVIDIAもディスプレイコントローラ増設に踏み切り、GPU一つで四系統出力が可能に。(XP不可、Vista以降での対応。Surround(ラージデスクトップ)表示はWin7/8で三画面のみ可)。nVIDIAにとって2000年GeForce2MX以来の、GPUあたり同時出力数拡張になる。

HD7kまでのRadeonと違って、アクティブアダプタ使わずに標準でTMDS系三系統の同時出力が可能な点は(・∀・)イイ!

チップ名製品族名標準端子構成ディスプレイコントローラ数注釈
GK110GFGTX TITANDL-DVI*2,HDMI,DP4一年遅れのハイエンド。GK104がミドルだという主張は伊達ではなかった。
 TeslaK20Xに匹敵する倍精度浮動小数点演算を有効化できるいう従来のGeForceブランドカードとは異なる特徴を持つ、Teslaブランドとの間の子のような立ち位置の製品。
GK104GFGTX690DL-DVI*3,MiniDPPEX8748スイッチ下に、二つのGK104を配置したDualGPUカード。GTX590同様に、DVIのみでWQXGA三画面を構成可能。GPU-出力端子間の結線状況は不明だが、少なくともGTX680のように、一つのGPUが全端子を担当しているわけではないようだ。
GFGTX680DL-DVI*2,HDMI,DP4
GFGTX670この性能クラスとしては非常に短いリファレンス基板。クーラーで長い。
GFGTX660TiGPU内蔵の三基のメモリコントローラのうち、一基に接続される2Gbメモリチップ数を倍の四枚にすることで、メモリバス192bitでありながら実装VRAM2GBとしている。
GK106GFGTX660
GFGTX650Ti Boost
GFGTX650TiDL-DVI*2,MiniHDMIリファレンス品は端子三つ。SLI構成はできないが、GPU単体でのSurround表示は可能。VRAM1GB品はDL-DVI,HDMI,VGAの端子構成が多い。
GK107GFGTX650
GFGT640
NVS510MiniDP*4to DP,to SL-DVIアダプタが四本ずつ付属。
GK208GFGT640 GDDR5DL-DVI,HDMI,VGA4?1306登場のKepler世代ローエンドダイ。メモリバス64bit、PCIe2.0-x8リンクが基本仕様。700番台の名前を付けなかったのは旧630-610の在庫抱えているショップへの配慮か。
GFGT630基板サイズまでx8サイズに切り詰めた超短基板品も。
    ∩∩
    .| | | |
    .( ゚ω゚)  < さん~よんけいとう ここまで
    。ノДヽ。
     .bb
    
GF108GFGT630 (GT440)DL-DVI,HDMI,VGA2以下はFermiリネーム軍団。Kepler登場ともに公表されたFXAA/TXAAとAdaptive V-Syncを明示している。同時出力数はもちろん二系統まで。
GFGT620 (GT430/64bit)
GF119GFGT610 (GT520)520のリネーム品ということで、やはりPCI版も発売されている。
NVS310DP*2DP1.2対応とは言うものの、対応なのはMSTだけでHBR2には対応しない模様。同時出力もやはり二台まで。一方のDP端子にデイジーチェーン等でモニタ二台繋いだら、もう一方のDP端子は使えないということか。
 なお、Quadro系製品はこの世代から、用途別にQuadro/Tesla/NVSと明確に区別して広報されるようになっている。
NVS315DMS-591308登場のNVS310-VRAM1GB版。端子がDPからDMS-59に変更され、GPUネイティブのVGA(アナログRGB)出力が使えるようになっている。業務用ではまだまだ400MHzRAMDACを必要とする人が多いんですかね。

ドライバ327.23以降、3840*2160@60Hz表示においてDPマルチストリームでの入力が必要なディスプレイ(Sharp PN-K321等)に対応。

手持ちのGV-N670OC-2GDは、DP to HDMIパッシブアダプタ含めて四系統出力できましたし、DVI/HDMI端子を二つずつ装備した製品も出ているみたいなので、Kepler系GPUには(少なくともハイエンド寄りのチップには)素でTMDS系四系統出せる能力を持たせてあるみたいですね。

2010/11~ GeForce 500 (Fermi Refresh) 40nm DX11 OGL4.0~

Fermi改版シリーズ。映像出力周りのスペック向上は無し。GF200世代で整理したはずの製品族名接尾辞をまた使い始めた。Radeon-Eyefinityへの応急対応策として、族名GTX品のみ、SLI構成時にSurround表示(三画面ラージデスクトップ)対応。

チップ名製品族名注釈
GF110GFGTX590nF200スイッチチップ下に、二つのGF110を配置した単基板デュアルGPUカード。DL-DVI*3+MiniDPの端子構成で、NVリファレンスとしては初めてのDP端子実装。また、DL-DVI三つということで、ビデオカード複数枚によるSLIをサポートしていないM/Bでも、3DVision-Surroundを扱えるようになっている。
GFGTX580
GFGTX570
GF114GFGTX560Ti
GFGTX560
GF116GFGTX550Ti容量の異なるメモリチップを混載することで、メモリバス192bitでありながらVRAM容量1GBとしている。
GF119GFGT520一年半ぶりのGF210後継メモリバス64bitローエンドカード。 ブリッジチップを介したPCI版も出てきた。

2010/04~ GeForce 400 (Fermi) 40nm DX11 OGL3.2~

半年以上遅れて登場のDX11製品群。ほぼ全てDL-DVI*2+MiniHDMIの端子構成。MiniHDMIの変換アダプタが付かない製品もあるので注意。MiniHDMIアダプタはノートPC等で数が出てるので、そんなに高くないけど。 どのGPUも、従来通り同時出力は二系統まで。

チップ名製品族名注釈
GF100GFGTX480G80以降、nVIDIAのハイエンドチップは映像出力を別チップNVIOで実装していたが、今回は下位チップ同様に映像出力回路をダイ統合している。回路自体はGT21xと同じものでDisplayPort出力も可能だが、nVIDIA自身は積極的にDP端子を採用する気は無いようだ。
GFGTX470
GFGTX465
GF104GFGTX460 1GB補助給電二つ要求する割には、基板が短い。
GFGTX460 768MB
GFGTX460SE別名GTS455。
GF106GFGTS450
GF108GFGT440
GFGT430Fermi系最下位製品。DL-DVI+HDMI+VGAの端子構成。メモリバス128bit、公称TDP49Wと、従来作ローエンドのイメージで捉えるべき製品ではない。少量ながらメモリバス64bit品が出回っている模様。

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